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3月6日

目が覚めると、昨日の気分が残っていた。すぐに今日を始めないといけない。急いで近所のスターバックスコーヒーに行き、ノートを広げた。線を描いてみて、気がついたことは、すべてもう頭の中にできているということだった。つまり、材料を買って、作り始めればいいだけだった。

隣にいた、おじさんが「失礼ですが、そのノートはどんな風に使うものなのですか?」と話しかけてきた。とりあえず、思いつく限りのノートの利点を次々に伝える。次に「あなたの職業は何ですか?」と聞かれた。その質問はいけない。私も誰かに聞きたいくらいだ。でも、見ず知らずのおじさんを困らせてはいけないので、小さな声で「デザイナーです」と答えてみた。おじさんは、「あの人たちはたぶん主婦でしょう。あの人はOL。あの人は休憩中の営業マン。あなただけはわからなかったので、聞いてみました。いや、退職してから暇なもんで、こうして人を眺めにここに来るのです」といった。

おじさんと人を眺め、今日がようやくスタートした。

2015-03-06 | Posted in blogNo Comments »