blog

7月17日

完璧な人などいないのだから、
いつまでも、空に絵を描くように、ふわりふわりと揺れていたらいいな。
その絵をたまには、こっそり誰かに見せて欲しいです。

2014-07-17 | Posted in blogNo Comments » 

 

6月28日

昨日は新月だったので、片付けをしました。新しく、スタート。夜、ゴミ捨て場に行くと、変なところに木の箱が捨ててありました。平たい、持ち手のある、少し重たい箱。特別素敵なわけじゃないけど、便利そうだと持ち帰り、とりあえずベランダに置きました。
今日はせっかくの雨なので、レインコートを着て豪快にベランダの掃除をしました。蛇口の操作を間違えて、水びたしになったけど平気。ついでに、昨日の箱をきれいにしようと開けてみると、どうやらそれは、ゴム印が入っていたらしく、底はインクで真っ黒に汚れていました。仕切を外し、拭く。雑巾は真っ黒に染まる。埒が明かない。水で丸洗いする。水もすぐに黒くなる。何度も水を交換する。きっとこれを捨てた人は、先生か何かかな。もうゴム印の時代じゃないのよねと、さみしかったんじゃないかなあ。だって、不思議な場所にあったから。

2014-06-28 | Posted in blogNo Comments » 

 

New Jewelry x ISETAN Limited Store

140501

 

140502

 

140503

ディスプレイを担当しました

絵 :松井一平
http://ippeimatsui.com/
写真:阿部健
http://www.takeshiabe.com/

2014-06-27 | Posted in blogNo Comments » 

 

6月17日

今日は朝から「特別」について考えました(暇人)。

ある人は、シルクの黒い傘を持っていた。雨の日の散歩が楽しみなのだそうだ。「雨音が全然違うよ」ということで、私も一回だけその傘を借りて散歩をさせてもらったんだけど、雨は傘にあたり、トントンという音をたてました。音楽家ですね、雨。それ以来、私も自分の傘の音をきいてみるんだけど、そんなに良い音はしません、でも、悪くない。雨好きな人には、もしかしたら、「今日の雨にはこの傘」みたいなのがあるのかもね。

またある人は、アールグレイの紅茶が好きだといって、家にはアールグレイしか準備がなかった。もちろん紅茶ポットはアールグレイ専用で、友達からアールグレイじゃないお茶を貰ったと言って、紅茶ポットを借りに来たことがある。彼女曰く茶渋もお茶の味わいに関わっているんだそうで、絶対ポットを洗ったりしない。

自分だけの「特別」を幾つか持っている人は楽しいだろうなと思う。季節ごとの特別とか、満月の特別とか。料理人の特別な塩とか味噌とか、美容師の特別なブラシとか、こっそり教えてもらいたいと思う。特別を見つけるには、自分をよーく知らないといけないし、ちょっとした勇気が必要ですね。変人と呼ばれるかもしれないリスクがある。そういえば、恋愛だって世界中の人の中から「特別」な人を見つけるわけで、考えるほどに、途方もないことです。
特別をきちんとつかまえるのがうまい人、たくさん持っている人、憧れてしまいます。そして、私の「特別」はとりあえず内緒です。

2014-06-17 | Posted in blogNo Comments » 

 

6月16日

すごく狭い部屋に象がいたら狭苦しい。チーターが走り回ったら目が回る。スカンクがオナラしたら気絶するかもしれなくて、毒蛇がいたらドキドキする。それでもギリギリまで我慢できていたとして、そこに可愛らしい小鳥かなんかが突然訪ねて来た瞬間に限界を超えてしまったとしたら、本当は象かチーターかスカンクか蛇のせいで大変なのに、小鳥に我慢ならなくなったりもするかもね。

2014-06-16 | Posted in blogNo Comments » 

 

6月15日

ウニを踏んで怪我をしたと友達がいうので、おもしろいと思っていたら、実際には大変な怪我だったらしい。
私はというと、最近起こったいろんな事に動揺して、涙まで浮かべていた。たまたま電話をかけてきた友達に話していたら、自分でもびっくりするくらい面白いストーリーだった。「ウニを踏んで怪我」という事実の、「ウニを踏んで」と「怪我」のどちらに重心を置くかで、結論はずいぶん違うものだ。だいたい、私が自らウニを踏むような状況に進むから、うっかり踏んでしまうんだ。でも、ウニを踏むくらいのほうが生きている感じがしませんか。
各種愛はきちんと届かないと辛い。そして怖い。でも、怖いからといって出し惜しみをすると自分が死ぬような気がします。ちなみにウニの棘は、自然に出てきたり、中で溶けちゃったりするそうです。出てくるときには少し痛むらしいです。

2014-06-15 | Posted in blogNo Comments » 

 

5月10日

頭がぐしゃぐしゃしてきたので喫茶店に来ました。頭がぐしゃぐしゃには大きく分けて原因が2つあります。ひとつは、やることが溜まってて、種類が多く、優先順位がつけられない。ふたつめは、自分が世界に対して引きこもっている。問題は、ふたつめのほうで、こういう状態の時、私はいくらでも妄想していられるのです。自分の問いに一杯一杯で、人に会ったり、連絡と取ったりするのが億劫になります。故に、ひとつめの「やることが溜まる」状況が起きてしまいます。喫茶店に来ることは、私にとって、無理矢理自分から引きはがす、最善の方法です。周りのお客さんの会話を小耳に挟みながら、やらなきゃいけないリストをつくり、田植えのようにひとつひとつ作業します。図書館は少し、静かすぎていけない。と、言いつつ、喫茶店でこんな文章を書いていたりする。今から、やります!少々お待ちを。

2014-05-10 | Posted in blogNo Comments » 

 

4月28日

どういうわけか揉めごとばかり目撃したので、逃げるようにここまで来た。竹の節は上に伸びるほど間隔が広がり、そしてだんだん細くなっている。節から節への容積は、どの辺りが一番大きいのだろうか。葉は重なり、キラキラと透明にひかり、小さな音が量へと変化する。風が踊るのがみえる。境目は残酷な線ではなく、小さな点の集合で、迷いながら選びつなげるものだと思う。揺れるものだと思う。

2014-04-28 | Posted in blogNo Comments » 

 

4月27日

昨日はサーフィンに行きました。もちろん比喩です。
それまでは、波打ち際で足を濡らしながら、穏やかな海を眺めているだけだったのですが、昨日は違いました。いい波が次から次へとやって来て、とにかく波に乗れるようがんばってみました。多少溺れたというか、水を飲んでしまいましたが、初心者の私でも、少しだけサーフィンのことがわかったような気がしました。
ヘトヘトで浜に帰ると、プロサーファーから「サーフィンがわかっちゃったんじゃない?プロになっちゃうんじゃない?」などと声をかけて貰いましたが、自分ではきちんとわかっています。プロは無理。
波は、来るときもあれば、来ないときもある。
波がいつか来ることを信じられる。
新しい景色が見えたのが、昨日の1番の収穫でした。

2014-04-27 | Posted in blogNo Comments » 

 

4月25日

嘘の多い人だったけど、大切なところで嘘をつかなかった。
いや、実をいうと私は、彼の嘘に気がついたことがなかった。
周りに教えられただけ。
もしかしたら、嘘なんか、ついてなかったのかもね。

こういうとき、世界をふたつにわけてしまうけれど、
水が流れるように、すべては変化し続けていて、
つまり、彼も私も同じことだ。

少し前に貰ったメールに、「失くしたナニかを憶えていれば、
ナニを失くすか解るはず。解ればそんなに怖くないよ。」とあった。
OK、君を失ったこと、しっかりと憶えておくよ。

2014-04-25 | Posted in blogNo Comments »