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8月6日
猛暑記録中の東京。
バスの中、とある停留所で運転手が交代。
元運転手
「あっついよー」
新運転手
「暑いのか、やだなあー」
暑いのはわかってるだろうのに、そんなやりとり。
元運転手はバスを出て歩きだし、新運転手はミラーの位置をなおし座席を調整した。
バスがゆっくりと出発して、元運転手に追いつき傍を走り抜けた。
元運転手は新運転手に大きく手を振っていた。
交代の時間なのか、その歩道には、同じ制服の人が何人か歩いていた。
彼らは次々と、会釈したり、ふざけたり、何らかの合図を送っていた。
8月1日
人の日常に美しさを感じたり、言葉に、行動に、エネルギーを感じたりする。
醜さを感じる人の行動の中にも、そこに至る道程をみてみると、本人を守ろうとするシステムに気がつく。
そんな風に、何をみても美しい日。
7月30日
本日、仕事中めまい立ちくらみすること数回。本当に暑い。暑い。
暑すぎると身体よりも脳が疲れるのを知りました。
お水をたくさん飲みましたが、水がどこに行くのかすら感じられない。
7月27日
空港のゲートのようなものが、目の前で大きな音をたてバタンと空いた。
私は納得のいかない気持ちでその黒い枠を通過した。
出入口が無神経な美術館。
人間は物じゃないのに。美術館は空港とは違うのに。
7月23日
枕ジプシーという言葉があるそうなんだけど、昔から枕と相性が悪くて、
朝起きると寝る前よりも肩が凝っている、不思議な毎日でした。
いろんな枕を試したり、頭の乗せ方を工夫してみたり、自分で枕を作ってみたりしました。
あるとき、デパートに入っている枕屋さんをのぞくと、
お店の人は頭や首のあたりの数値を測って、とっても低い枕がいい、と教えてくれました。
それならばと、とりあえず枕を止めてみたら、それ以来、枕の悩みがなくなりました。
いらないものを探して苦しんでいたみたい。
小さいころ、熱をだして眠ろうとすると咳が止まらなくなった。
枕や布団をたくさん重ねて、ほぼ座っているような状態にすると、
咳が止まってよく眠れました。
だから、今でも熱を出すと急に枕が欲しくなる。
いらないんだけど。
少し熱をだして、急に枕のことを考えました。
7月9日
昨日買ったはずのスイカが見当たらなくて、何度も冷蔵庫を開ける。
ない。
実はスイカを買い忘れたのか、
昨日のうちに全部食べてしまったのか、
もしかしてぼーっとしてクローゼットにしまったとか?
そこでようやく閃いて、冷凍庫を開けてみたら、凍ったスイカが入っていた。
冷凍スイカは硬くて切るのが大変。
食感はシャーベットみたいです。
冷蔵スイカのほうが好みですが、
食べきれなくて困ったら、今度から冷凍スイカにすることにします。
ポイントは小さく切ってから凍らせること。
7月4日
今日私は、Facebookでみた、遠くのお店まで行ってみた。知らない街、調べると家から47分、最小で2回の乗り換えだった。目的の店をさらっと見終わり、雨だったので、すぐにまた電車に乗ろうと、改札を通った。ところが、あっちのホームに行こうとしても、階段が、通路が、案内が見つからない。改札で聞いてみると、あっちのホームに行きたいなら、あっちの改札を通らないと、と言われる。東京生まれ東京育ち、こっちとあっちのホームが繋がっていない駅を初めて利用した。
帰り道も同じ経路で帰ろうと思っていたのに、電車は違う線路を走っていた。乗り入れが複雑で魔法のようだ。友達に会いに行こうかと考えたけど、違う、今日は一人がいいんだ、そう思った。
昔住んでた街を通るから、そのあたりで降りてみることにした。よく本を買っていた本屋に行くことにして外に出たら、雨足が思っていたより強かった。それではと、何度も訪れては1度も本を買っていない「退屈な本屋」に入り、初めてそこで本を買い、併設された喫茶店でその本を読んだ。アメリカの女性が書いた本だった。行ったことのないアメリカの話を読み、そこで2杯のコーヒーを飲んだ。
雨降りの旅するような土曜日、自由について。
6月25日
夢をみた。妙にリアリティがあったので、目が覚めてからも、じっとその世界の中にいた。だんだん、現実が隙間から入ってきて、夢の空間の嘘を照らし始めたのだけど、私には夢の世界のほうが、ずっと誠実なように思えたんだ。
5月23日
私の名刺には「デザイナー」と書いてありますが、
本当のところ、自分の職業がよくわからないところがあります。
その、わからない気持ちを「デザイナー」という肩書きでぼんやりと表現しています。
友達は「何をしている時が一番楽しい?」と聞きます。
その答えもやはりわかりません。
でも、確実に言えることは、「集中している時が楽しい」ということです。
集中さえできるなら、どんな仕事でも楽しいということです。
長時間仕事をした後、「あーよく寝たー」などと思うことがあります。
どういうことかというと、集中している時は、自分のくだらない悩み事から離れている、
眠っているのと同じ、ということになります。
眠ったような集中(なんだそれ)があった仕事は、とても良くできています。
つまり、集中できれば何をしてもいいということです。
問題はなかなか集中ができない、ということ・・・?
(つづく)
5月8日
電車の中で仕入れた豆知識
(お父さんが息子に話しているのを盗み聴き)
阪急 大阪に向かう急行
京王 東京都八王子をつなぐ電車
小田急 小田原に向かう急行
阪神急行 大阪と神戸をつなぐ急行
これしか記憶できなかった。